
- 性格
ウエルシュ・コーギー・ペンブロークは知的で学習能力が高く、しつけや訓練にもよく応じます。加えて、非常に忠実で家族に対して深い愛情を持ち、飼い主との絆を大切にします。
一方で牧羊犬として活躍していたため、警戒心が強く、見知らぬ人に対しては吠えることがあるため、適切な社会化が必要です。
- 特徴
最も特徴的なのはその短くてがっしりした脚で、低い姿勢で地面にしっかりとついて歩く様子が見られます。
頭部は狐に似た形をしており、顔つきは小型犬とは思えない迫力がありあす。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | イギリス |
サイズ | 小型犬 |
体高 | 25~30cm |
体重 | 10~13kg |
グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ウエルシュ・コーギー・ペンブロークは、長い歴史を持つ犬種で、その起源は1000年以上前のウェールズにさかのぼります。
名前は、ウェールズのペンブロークシャー地方に由来しています。
この犬種は、もともと牧羊犬として育てられ、牛や羊を追う役割を果たしていました。その短い脚と低い体高は、牛の蹄を避けながら牧場での作業を行うために適しており、この特性が現代でも残っています。
また、カーディガン・コーギーと密接に関連しており、両者はかつては同一の品種と見なされていましたが、1934年に別々の品種として認定されました。
ウエルシュ・コーギー・ペンブロークは、特にイギリス王室での人気が高く、エリザベス2世女王がこの犬種を長年愛し、多くのコーギーを飼育していたことでも知られています。この王室での人気は、コーギーの世界的な人気を高めました。
飼い方
この犬種は元来牧羊犬で、牛の群れの誘導、家のネズミ退治、家周辺の警備と休まず働いていました。
そのため、高いエネルギーレベルと知的好奇心を満たすことが重要です。
運動は大型犬並みに必要で、日常的に十分な運動を提供することが必要です。
毛色
最も一般的な毛色は、赤、サーブル、フォーン、ブラック&タンなどがあります。また、これらの毛色に白い斑が混ざることが多く、特に顔、胸、足、尾の先端に白いマーキングが見られることが一般的です。
なりやすい病気
背中が長く、足が短い体型から、椎間板ヘルニアにかかりやすいです。これは背骨の間の椎間板が損傷し、痛みや運動障害を引き起こす可能性がある疾患です。
特に、急激なジャンプや無理な運動は避けるようにすることが推奨されます。
また、コーギーは肥満になりやすいため、適切な食事管理と定期的な運動が重要です。