
- 性格
パグは、非常に遊び好きで活発です。甘えん坊の一面もあり、飼い主にべったりまとわりついて歩くこともあります。
時には頑固な一面を見せることもありますが、これは彼らの魅力の一部でもあります。
- 特徴
鼻は短く、平らで、顎はやや前に突き出ています。このため、呼吸がしにくくなることがあります。耳は小さく、前に倒れた形で、目は大きく、表情豊かです。尾は巻き上がっており、背中に軽くカーブしています。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | 中国 |
サイズ | 小型犬 |
体高 | 25~30cm |
体重 | 6~8kg |
グループ | 9G:愛玩犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
パグの起源は古代中国にさかのぼります。中国の皇帝たちに愛されていたこの犬種は、貴族や皇族の間で人気がありました。紀元前1000年ごろにはすでに存在していたとされていますが、特に明代に繁殖が盛んに行われました。
パグはオランダ東インド会社の船によって、ヨーロッパに渡り、オランダのウィリアム国王に縁起の良い動物として愛されました。
名前の由来は中国語で“覇向(パー・クゥ=いびきをかいて眠る王様の意)”からきている説と、頭の形が“握りこぶし”にていることからラテン語で“パグナス”に由来する説があります。
飼い方
被毛の手入れは比較的簡単ですが、パグのしわに溜まった汚れや皮脂を定期的に拭き取ることが重要です。皮膚トラブルを防ぐために、乾燥や湿気の管理をしっかりと行いましょう。また、呼吸器系に影響を与えることがあるため、過度の運動や高温多湿の環境には注意が必要です。
健康管理においては、体重管理が重要で、肥満を避けるためにバランスの取れた食事と運動が推奨されます。
毛色
パグの毛色には以下のようなバリエーションがあります。
フォーン: 薄いクリームから濃い金色までの範囲の色で、毛色に明暗の差がある場合があります。
ブラック: 完全な黒色で、光沢のある被毛が特徴です。
シルバー: フォーンに近い色で、少し冷たいトーンの色合いを持ちます。
なりやすい病気
呼吸器系の問題: 短い鼻と狭い気道により、呼吸困難や喘息のリスクが高いです。特に熱や湿気に敏感で、呼吸の問題を引き起こすことがあります。
皮膚の問題: しわの間に皮脂や汚れが溜まりやすく、皮膚感染症や炎症を引き起こすことがあります。
眼の問題: 目が突出しているため、角膜潰瘍や結膜炎などの眼の問題を引き起こすことがあります。