
- 性格
ペキニーズは、非常に独立心が強く、自己主張がはっきりしている犬種です。自分のペースで物事を進めたがり、飼い主に対しても自分の意志をしっかりと示します。
- 特徴
毛は長く、密度が高く、豪華な被毛を持っています。特に首周りに豊かなマフがあり、そのために「ライオン犬」とも呼ばれることがあります。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | 中国 |
サイズ | 超小型犬 |
体高 | 15~23cm |
体重 | 3.2~6.4kg |
グループ | 9G:愛玩犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
先祖はチベット原産のラサ・アプソと言われています。名前は北京にあやかっているとされ、中国皇帝の宮廷で非常に重宝されていました。
長らく宮廷内で飼われていたペキニーズが海外に知られたキッカケは、1856年イギリス・フランスによる中国に対する侵略戦争のアロー事件です。
イギリス軍が北京に入城した際に、置き去りにされたペキニーズをイギリス軍人が本国に持ち帰って広まりました。ヴィクトリア女王は東洋の小型犬が好みので日本の狆と共に、ペキニーズも寵愛しました。
飼い方
ペキニーズは飼い主との強い絆を築くことを好みますが、自己主張が強い一面があるため、トレーニングには根気と一貫性が求められます。
高圧的な態度で接するとしつけが上手くいかないので、ふだんから可愛がり、ゆっくりと信頼関係をつくるのがポイントです。
毛色
ペキニーズの毛色には以下のような色合いが見られます。
クリーム: 淡いクリーム色で、優雅な印象を与えます。
レッド: 鮮やかな赤褐色で、非常に強い存在感があります。
ブラック: 深い黒色で、艶やかな見た目が特徴です。
ホワイト: 完全に白い毛色で、非常に清潔感があります。
パーティーカラー: 複数の色が組み合わさった毛色で、斑点やまだら模様が見られます。
なりやすい病気
呼吸器系の問題: 短頭症により、呼吸困難やいびき、熱中症のリスクが高いです。特に暑い環境では注意が必要です。
眼の問題: 大きな目が特徴であるため、眼の乾燥や結膜炎、角膜炎などの問題が発生しやすいです。
皮膚疾患: 長い被毛のため、皮膚炎や感染症が発生しやすいです。シワの間に湿気や汚れがたまることがあり、定期的な清掃が必要です。
関節問題: 短い脚に負担がかかりやすく、関節炎や膝の問題が発生することがあります。体重管理と適度な運動が重要です。