
- 性格
イングリッシュ・セターは穏やかで非常に人懐っこく、初対面の人にもフレンドリーに接することが出来ます。
さっぱりとした性格で、飼い主の喜ぶことを進んでする素直さがあります。
- 特徴
全身に散らばる斑点は個々の犬によって配置や濃さが異なり、非常に個性的です。
体全体は筋肉質でありながらも、柔らかいラインを持ち、特に歩様が非常に優雅で滑らかです。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | イギリス |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 牡:65~68cm 牝:61~65cm |
体重 | 牡:25~36kg 牝:20~32kg |
グループ | 7G:ポインター・セター |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
イングリッシュ・セターは16世紀頃に発展し、鳥猟犬として用いられ、そその能力の高さから“狩猟の天才”と評されている。
名前は主に鳥類の発見とその位置を示す「セット」動作が由来となっています。
19世紀に入ると、エドワード・ラヴェラックやR・L・パーセル・ルウェリンなどがより穏やかな犬種にするために改良を重ね、現代のイングリッシュ・セターのスタンダードが確立されました。
飼い方
十分な運動と精神的な刺激が必要です。イングリッシュ・セターは非常にエネルギッシュで、特にアウトドアでの活動を楽しむため、毎日の散歩や遊び、広いスペースでの自由運動が欠かせません。
また狩猟犬としての本能を持っているため、トレーニングやゲームを通じて、その本能を満たしてあげることが重要です。
イングリッシュ・セターは社交的な犬種であり、家族との時間を大切にするため、お留守番は苦手です。
毛色
一般的な毛色のパターンには、「ベルトン」と呼ばれるスポット模様があります。ベルトンパターンは、ホワイトを基調とし、そこにブラック(ブルーベルトン)、オレンジ(オレンジベルトン)、レモン(レモンベルトン)、リバーベルトン(チョコレート色)、トライカラー(ブラック、ホワイト、タン)の小さな斑点が散在しています。
なりやすい病気
股関節形成不全(ヒップ・ディスプラシア)は、この犬種によく見られる問題で、関節の異常発育により、痛みや歩行困難を引き起こす可能性があります。
また甲状腺機能低下症も比較的頻繁に見られ、これは体重増加や皮膚の問題、エネルギーレベルの低下を引き起こすことがあります。