
- 性格
ダルメシアンは、非常にエネルギッシュでアクティブな性格です。
知的で学習能力が高い一面もあり、トレーニングに対して前向きに取り組むことができますが、気まぐれな面も見せるため、一貫性のあるしつけが必要です。
- 特徴
白い被毛に黒または肝臓色の斑点が散らばっている点です。斑点は体全体に均等に分布しており、これがダルメシアンのシンボルとなっています。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | クロアチア |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 牡:56~61cm 牝:54~59cm |
体重 | 牡:27~32kg 牝:24~29kg |
グループ | 10G:視覚ハウンド |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ダルメシアンの起源は不明ですが、クロアチアのダルメシア地方に由来するという説と、もう一つは歴史的に古代エジプトの壁画に水玉模様の犬が描かれていたことから、エジプト原産説があります。
コーチ・ドッグ(馬車の伴走犬)と呼ばれることがあります。長距離を走るバシャの警備犬や、移動民族の馬車の先導犬として使っていたとか、馬車にまつまる話が多いです。
19世紀には、アメリカやイギリスで人気が高まり、特に消防署のマスコットや護衛犬としての役割を果たしました。映画や文学でも有名で、ディズニー映画『101匹わんちゃん』で広く知られるようになりました。この映画はダルメシアンの人気を一層高めました。
飼い方
エネルギッシュな犬種であるため、毎日の運動が必要です。散歩やランニング、アジリティトレーニングなどで体力を発散させることが重要です。十分な運動を提供しないと、過剰なエネルギーがストレスや問題行動につながる可能性があります。
毛色
ダルメシアンの特徴的な毛色は、白い被毛に黒または肝臓色の斑点が散らばっていることです。斑点は通常、体全体に均等に配置されており、数や大きさに変動があります。白い毛が基調であり、斑点の色は黒または肝臓色で、両方の毛色のバリエーションが認められています。
なりやすい病気
尿路結石: ダルメシアンは尿路結石を形成しやすい犬種です。尿が濃縮されることによって結石ができることがあり、これが尿路に痛みや不快感を引き起こすことがあります。予防には、適切な水分摂取と特別な食事が推奨されます。
聴覚障害: ダルメシアンは、遺伝的に聴覚障害を持つことがあり、先天性の難聴を発症することがあります。聴覚の検査と早期の診断が重要です。