
- 性格
ダックスフンドは独立心が強く、好奇心旺盛で勇敢です。
大胆で自己主張が強いことが特徴で、時には頑固に見えることもありますが、これは彼らの強い意志と独立心の表れです。
- 特徴
体型は筋肉質で、特に胴体が長く脚が短いのが特徴です。
被毛の質は、スムース(短毛)、ロング(長毛)、ワイヤー(粗い毛)の三種類があり、それぞれ異なる手入れが必要です。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | ドイツ |
サイズ | 小型犬 |
体高 | 13~18cm |
体重 | 4~12kg |
グループ | 4G:ダックスフンド |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ダックスフンドは、ドイツが原産で、その歴史は古く、16世紀にまで遡ります。元々は狩猟犬として育てられており、特に地下に巣穴をつくる動物(アナグマやキツネ)を狩るために用いられていました。
ダックスフンドという名前は、ドイツ語で「ダックス」(アナグマ)と「フンド」(犬)を組み合わせたもので、アナグマ狩りに特化していたことを示しています。
19世紀には、ドイツからイギリスやアメリカに渡り、ペットとしての人気が高まりました。
ダックスフンドは系統によって特性が異なっており、アメリカ系統は見た目重視の育種に対し、ドイツ系統は見た目と訓練重視の育種を行っています。
飼い方
ダックスフンドはエネルギッシュで活動的なため、毎日の運動が必要です。体型的に背中に負担がかかりやすいので、ジャンプを避け、階段や高い場所からの落下を防ぐために注意が必要です。
体重管理も重要で、肥満が背中にさらなる負担をかけることがあります。
胃腸が丈夫で多少食べ過ぎてもお腹を壊さないことから、食物をあげ過ぎて肥満にしてしまうことが多いです。
毛色
ダックスフンドの毛色には多くのバリエーションがあります。代表的な毛色は以下の通りです。
ブラック&タン:
黒地にタン(赤褐色)のマーキングが入った色。
レッド:
濃い赤から淡い赤褐色まで、さまざまなバリエーションがあります。
クリーム:
明るいクリーム色で、一般的には明るくて柔らかい印象です。
ブリンドル:
縞模様のブリンドル(黒や赤の縞模様)もあります。
ダックスフンドの被毛には、スムース、ロング、ワイヤーの三種類があります。それぞれの毛質に応じた手入れが必要です。スムースは比較的手入れが簡単ですが、ロングやワイヤーは定期的なブラッシングが必要です。
特に長毛種は毛が絡まりやすく、頻繁にブラッシングを行うことで、毛の絡まりや皮膚の問題を防げます。
なりやすい病気
椎間板ヘルニア: 背中の椎間板が圧迫されることで、神経に痛みや麻痺を引き起こす病気です。特に長い胴体を持つダックスフンドは、この疾患にかかりやすいです。予防のためには、無理なジャンプや高い場所からの落下を避けることが重要です。
皮膚疾患: 特に長毛種では、皮膚の感染症やアレルギーが見られることがあります。適切な被毛の手入れと皮膚の健康管理が必要です。