
- 性格
チャウ・チャウは、、非常に独立心が強く、時には頑固な面を見せることがあります。
自立心が旺盛で、自己主張が強いことから、トレーニングにおいては根気と一貫性が必要です。一方で、家族に対しては深い忠誠心を持ち、信頼関係を築くことで、非常に愛情深くなる傾向があります。
- 特徴
最大の特徴は毛皮で厚くてふわふわの二重毛があり、特に首周りには立派なライオンのようなたてがみがあります。
舌と口の中が紫色をしていて、この特徴はチャウ・チャウ以外には見られません。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | 中国 |
サイズ | 中型犬 |
体高 | 牡:48~56cm 牝:46~51cm |
体重 | 20~32kg |
グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
チャウ・チャウの起源は古代中国に遡ります。紀元前2000年頃には、すでに中国の文献にこの犬種の記録があり、もともとは狩猟犬やソリ引き犬として使われていました。
名前の由来はソリのことを中国語で“チャウ”ということから、18世紀後半に中国に貿易で来ていたイギリス人船乗りに“チャウ・チャウ”と名付けられた説があります。
また食べ物を指す俗語の呼び名が“チャウ”ということから、“チャウ・チャウ”と呼ばれるようになった説とがあります。
飼い方
チャウ・チャウは、その特異な性格と身体的特徴に合わせたケアが必要です。
チャウ・チャウの足はほとんど曲がらずに、竹馬に乗っているかのように歩くため運動は苦手です。適度な散歩や活動が必要ですが、過度な運動は避けるべきです。
目が奥まっていて視野が狭いので、背後から近づくのは禁物です。
警戒心が強く、背後の動静にも敏感なので咬まれてしまうリスクがあります。
毛は非常に密で長いため、定期的なブラッシングが必要です。毛が絡まりやすく、また皮膚病の原因となることもあるため、こまめなケアが求められます。
毛色
チャウ・チャウの毛色は多様で、公式に認められている色には、赤、黒、シナモン、クリームなどがあります。これらの毛色は、いずれも均等に分布し、特に斑点やムラがないことが望ましいとされています。毛は非常に密で、毛皮の下に皮膚が見えないほどの厚みがあります。毛の質は柔らかく、長い外毛と短い下毛の二重構造になっており、見た目にも触り心地にも優れています。
なりやすい病気
眼疾患: この犬種は、眼疾患のリスクが高いです。特に、眼の乾燥や結膜炎などの問題が見られることがあります。眼の健康を維持するためには、定期的な検査とケアが欠かせません。
皮膚疾患: チャウ・チャウは、皮膚疾患やアレルギーにかかりやすい傾向があります。特に、毛の密度が高く、皮膚が閉塞されやすいため、皮膚炎や湿疹が発生しやすいです。定期的な毛の手入れと皮膚の健康チェックが重要です。