
- 性格
狆(チン)は、小型ながらも自信に満ちた性格を持つ犬種です。彼らは非常に愛情深く、飼い主との強い絆を築きます。
- 特徴
尾は高く巻かれており、背中に優雅に載せられるのが特徴です。被毛は長く、豊かな飾り毛が優雅な印象を与えます。毛質はシルクのように柔らかく、特に胸部や脚の被毛が豊かです。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | 日本 |
サイズ | 小型犬 |
体高 | 20~25cm |
体重 | 3~6kg |
グループ | 9G:愛玩犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
狆はチベタン・スパニエルを先祖としていると言われています。
奈良時代の730年に朝鮮半島の新羅から聖武天皇に献上され、その後も天皇家や将軍家に献上され続けました。
日本で本格的に改良され、江戸時代には大奥などの身分の高い女性たちに高い人気を誇るようになりました。犬は屋外で飼うのが当たり前の時代において、狆は室内で飼うことを目的としたとても珍しい犬種です。
“狆”という漢字は、犬と猫の中間を意味しています。
飼い方
室内での飼育が最適で、寒暖の差に敏感なため、快適な温度管理が求められます。特に冬季には暖かい場所での生活を心掛けることが重要です。
運動は適度でよく、散歩や軽い遊びが適していますが、過度な運動は避けるべきです。室内での遊びや短時間の散歩で十分です。
毛色
狆の毛色には多くのバリエーションがあります。代表的な毛色としては、白地に黒または茶色の斑点が入った「白黒」や「白茶」、単色の「白」、および「クリーム」などが挙げられます。
なりやすい病気
目の疾患
大きな目を持つ狆は、眼科的な問題にかかりやすいです。眼瞼炎や角膜炎、ドライアイなどがあり、目の健康を定期的にチェックすることが重要です。