
- 性格
ブルドッグは忍耐強く、安定した性格を持ちます。時には頑固で自分が納得しないことには従わないこともあります。そのため、トレーニングには根気と一貫性が必要です。
- 特徴
重い頭部としわの多い顔、短い鼻、広い肩幅です。体の構造は、非常に低いスタンスと幅広い胸部を持ち、重心が低いことが特徴です。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | イギリス |
サイズ | 中型犬 |
体高 | 31~40cm |
体重 | 18~25kg |
グループ | 2G:使役犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ブルドッグはイギリス原産の犬種ですが、起源ははっきりしていません。古代からいたという話もあれば、チベタンマスティフから作られたという話もあります。
ブルテリアは闘犬のために作られたのに対し、ブルドッグは闘牛をさせるためにつくられました。その歴史は長く1835年に残酷なスポーツとして禁止されるまでの約700年間にわたって大きな牡牛と戦っていた犬です。
特異な容姿は全て牛と戦うことを目的として機能しています。鼻は牛に咬みついたままでも呼吸が出来るようにつぶれて上向きに、発達した下アゴはより咬みつきやすくするためです。
いったん牛に咬みついたら振り払われないように顔や前半身が大きく、後半身が小さくして前重心になっています。
牛からの攻撃から身を守るために首はほとんどなく、ローズイヤーと呼ばれる耳は外側に折れて頭につくようになっています。
そして牛の角で攻撃させた時に、ダメージが最小限で済むように皮膚にシワがよっています。
近年では攻撃性を排除した改良を結果、そのユニークな外見と愛らしい性格が評価され、ペットとして非常に人気の高い犬種となっています。
飼い方
ブルドッグを飼う際には、いくつかの特別な注意点があります。まず、ブルドッグは特に呼吸器系に問題を抱えることがあるため、適切な管理が必要です。
特に熱い気候や湿気の多い環境では、呼吸困難を引き起こす可能性があるため、涼しく快適な環境を提供することが重要です。また、適度な運動が必要ですが、過度な運動は避けるべきです。
毛色
ブルドッグの毛色にはいくつかのバリエーションがあります。
ホワイト:
完全に白い毛色で、非常に清潔感があります。
ブリンドル:
黒と赤褐色の縞模様が特徴で、個体ごとに異なるパターンがあります。
フォーン:
赤褐色やオレンジがかった色合いで、暖かい印象を与えます。
レッド:
明るい赤褐色で、非常に鮮やかな色合いです。
パイド:
基本的な毛色に不規則な白の斑点が入った色合いです。ホワイトとその他の色の組み合わせが見られます。
なりやすい病気
呼吸器系の問題: 短頭種であるため、呼吸困難や気道閉塞が発生しやすいです。特に暑い気候や湿気の多い環境では、熱中症や呼吸困難が起こりやすです。
皮膚疾患: 皮膚のシワの間に湿気や汚れがたまり、皮膚炎や感染症を引き起こすことがあります。
関節問題: 特に膝関節に問題が生じることがあります。肥満や運動不足が関節に負担をかけるため、体重管理と適度な運動が重要です。
心臓病: 一部のブルドッグは心臓に関する問題を抱えることがあります。定期的な心臓のチェックが推奨されます。