
- 性格
アーフェンピンシャーは、小さな体ながら、大きな勇気と独立心を持っています。
もともとネズミ捕りとして育てられていたため、活発で好奇心旺盛であり、常に新しいことを探求しようとします。
また、非常に警戒心が強く、見知らぬ人や動物に対しては注意深く観察する姿勢を見せます。
- 特徴
猿のような顔つきが特徴で、大きな目と丸い頭、つぶれた鼻があります。豊かな眉毛やヒゲも独特の表情を作り出しています。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | ドイツ |
サイズ | 小型犬 |
体高 | 25~30cm |
体重 | 3~6kg |
グループ | 2G:使役犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
アーフェンピンシャーは17世紀のドイツで作られ、その歴史は農場や家庭でネズミや他の小害獣を狩るために飼われていました。
名前の「アーフェン(Affen)」はドイツ語で「猿」を意味し、その名の通り、猿のような表情「ピンシャー(Pinscher)」は「テリア」を意味します。19世紀に入ると、この犬種は家庭犬としても評価され、貴族や上流階級の間で人気が高まりました。
飼い方
家族や飼い主に対しては深い忠誠心を持つ反面、見知らぬ人や動物に対しては慎重に観察する姿勢を見せます。
子犬の頃に家だけで飼ってしまうと、人見知りで神経質になってしまう可能性があります。
意識して人通りの多い場所に連れ出し、人に会う機会を多くつくると良いです。運動は多くは必要なく、一日1~2回の散歩で大丈夫です。
毛色
アーフェンピンシャーの毛色の最も一般的なのは「黒」で、光沢のある毛が特徴です。
次に「グレー」や「シルバー」、それに「レッド」や「ベージュ(タン)」があります。
また、複数の色が混ざった個体も存在します。各毛色には独自の魅力があり、色ごとに適切な手入れが必要です。明るい毛色は汚れが目立ちやすく、黒やグレーなどは光沢を保つための手入れが求められます。
なりやすい病気
膝蓋骨脱臼(パテラ脱臼)
膝蓋骨が正常な位置から外れる状態で、小型犬に多く見られます。痛みや跛行の原因となり、重症の場合は手術が必要です。
呼吸器の問題
短頭種(鼻が短い犬種)であるため、アーフェンピンシャーは呼吸器系の問題に悩まされることがあります。熱中症にもなりやすいので、暑さに注意が必要です。
皮膚疾患
アレルギーや乾燥肌など、皮膚のトラブルが見られることがあります。定期的なブラッシングと適切なシャンプーで予防することができます。