
- 性格
ロットワイラーは、家庭に対して非常に忠実で、飼い主や家族を守ろうとする姿勢があります。そのため、優れた番犬として知られています。初めて会う人や動物に対しては慎重な一面も持っており、攻撃的になることもあるので、注意が必要です。
- 特徴
大型で筋肉質な体格を持ち、非常に力強い犬種です。被毛は短く、硬い毛が密生しており、耐候性があります。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | ドイツ |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 牡:61~68cm 牝:56~63cm |
体重 | 35~60kg |
グループ | 2G:使役犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ロットワイラーの歴史は古く、ローマ時代に遡ります。ローマ軍が中央アルプスに遠征した際に荷物の運搬に牛を連れて行きました。
その牛の群れの誘導と護衛の役目をしていた犬がロットワイラ―の先祖だと言われています。
その後、この犬はスイスとの国境近くのドイツのロットヴァイルという町で誘導と護衛の役目を終えます。この犬達を地元民が改良したことから“ロットワイラ―”という名前がつきました。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロットワイラーはその力強さと信頼性から、警察犬や作業犬としても広く利用されるようになりました。
飼い方
高い知能を持ち、学習能力も高いため、早期のしつけが効果的です。また幼少期から他の犬や人、さまざまな環境に慣らすことが大切です。適切な社会化によって、他の動物や人に対する不安や攻撃性を減らすことができます。
毛色
ロットワイラーの毛色は、以下のようなバリエーションがあります。
ブラック&タン: 主要な毛色で、全体的に黒い被毛に、顔、足、胸の一部にタン色のマークが入ります。タン色は、しっかりとした配色である必要があります。
ブリンドル: 非常に稀ですが、ブラックの毛色に少しのブリンドル(縞模様)が見られることがあります。タン色のマークも含まれることがありますが、主にブラック&タンが標準です。
なりやすい病気
股関節形成不全: 大型犬に多い遺伝的な疾患で、股関節の形成不全が見られることがあります。早期診断と適切な管理が重要です。