
- 性格
ブラッドハウンドは落ち着いていて、無邪気にボールなどで遊ぶタイプではありません。家族に対しては非常に忠実で、特に子どもたちと良好な関係を築くことができます。
- 特徴
大きな垂れ耳としわのある皮膚です。耳は非常に長く、地面に近くまで垂れ下がっており、これにより嗅覚を助ける役割を果たしています。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | ベルギー/イギリス |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 58~69cm |
体重 | 36~50kg |
グループ | 6G:臭覚ハウンド |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ブラッドハウンドは8世紀ごろベルギーの高原にある修道院で飼われていた嗅覚の鋭い狩猟犬で、その後11世紀ごろにイギリスに渡り改良されて現在の姿になりました。
名前の由来には2つの説があり、傷ついた獲物を追跡するのが得意なことからブラッド(血)ハウンドと呼ばれるようになったとされています。
そして優れた嗅覚を保持していることからブラッド(純血)と呼ばれるようになったとされる説もあります。
狩猟だけでなく、捜索救助活動にも使用されるようになり、特に行方不明者の捜索や犯罪捜査においてその能力が評価されています。歴史を通じて、ブラッドハウンドはその優れた追跡能力を活かし、多くの重要な役割を果たしてきました。
飼い方
ブラッドハウンドは、日々の散歩や運動が必要で、特に外での嗅覚を使った活動が重要です。
大きな体と特有の被毛により、一定のケアが必要です。特に、しわの間や耳の中の清潔を保つことが重要で、定期的なチェックと掃除を行うことが推奨されます。
毛色
ブラッドハウンドの毛色は多様で、一般的に以下の色合いがあります。
ブラックとタン
主にブラックとタンのマーキングがある色合いです。ブラックの部分が主に背中や体側に広がり、タンの部分が脚や顔、胸に見られます。
レバー(チョコレート)とタン:
レバー色の毛が主に体に広がり、タンのマーキングが見られます。レバー色は濃い茶色で、タンは明るい茶色です。
レッド
主に濃い赤褐色の被毛で、均等に色が広がっています。
ソルト&ペッパー
灰色と黒の混じった色合いで、全体的にグレーがかっています。
なりやすい病気
胃捻転: 大型犬によく見られる胃の膨張と捻転のリスクがあります。急激な食事や運動を避けることが予防に繋がります。
耳感染症: 長い垂れ耳が湿気や汚れを溜めやすいため、耳の感染症や炎症が起こりやすいです。
皮膚疾患: しわの間に細菌感染や皮膚炎が発生しやすいです。