
- 性格
ビアデッド・コリーは、友好的で社交的、非常に愛情深い性格をしています。
学習能力が高く、トリックやコマンドを覚えるのが早いです。しかし、その反面、独立心も持っており、時には頑固な一面を見せることがあります。
- 特徴
長い被毛で、頭部から尾にかけてフサフサとした毛が特徴です。被毛は直毛で、体全体に豊かなフリルを形成します。耳は中程度の大きさで、体に沿って垂れています。目は丸く、知的で優しい表情を持ちます。尾は長く、通常は背中に乗せるようにしていることが多いです。

※参考「この犬が一番」(草思社)

原産国 | イギリス |
サイズ | 中型犬 |
体高 | 牡:53~56cm 牝:51~53cm |
体重 | 18~27kg |
グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |

・歴史背景
・飼い方
・毛色
・なりやすい病気
歴史背景
ビアデッド・コリーの歴史は、イギリスに遡ります。起源は古く2000年以上の歴史を持つとされます。
この犬種は、スコットランドのハイランド地方で家畜の番犬として使用されていました。ビアデッド・コリーの名前は、「ビアデッド(Bearded)」という言葉から来ており、犬の顔にある長い毛が「ひげ」に見えることに由来しています。
ビアデッド・コリーをもとに、オールドイングリッシュシープドッグやボーダーコリーが作出されました。
飼い方
被毛の手入れが特に重要で、長い毛は絡まりやすいため、定期的なブラッシングが必要です。被毛のもつれや絡まりを防ぐために、週に数回はブラッシングを行うと良いでしょう。
エネルギーが豊富で、散歩や遊びを通じて活発に動くことが重要です。また、知的な犬種であるため、遊びや訓練を通じて精神的な刺激も提供する必要があります。
毛色
ビアデッド・コリーの毛色は、非常に多様です。一般的には以下のような毛色が認められています。
ブルー・マール: ブルーグレーと黒の斑点模様が特徴で、非常に美しい色合いです。
ブラック: 真っ黒な被毛で、ツヤがあり深みのある色合いを持ちます。
セーブル: 赤みを帯びたブラウンの毛色で、しばしば黒いマスクやマーキングが見られます。
ホワイト: 白一色の被毛で、清潔感があり明るい印象を与えます。
なりやすい病気
股関節形成不全: 骨盤と大腿骨の関節が正常に形成されず、関節に異常が生じる病気です。特に大型犬に見られることが多いですが、中型犬でも発症することがあります。
皮膚疾患: 長い被毛が皮膚疾患を引き起こすことがあります。特にアレルギーや感染症に注意が必要です。